「オーバースペック上司」に苦しむ部下の悲鳴

同じ部門にずっといる上司が「無双」に

経験が豊富で正しすぎる指導ではあるが…(写真:hinooto/PIXTA)

みなさんは「無双(むそう)」という言葉を使いますか? 筆者は麻雀の役としての国士無双として知っているくらい。口にした記憶はありません。

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ところが最近、さまざまな場面で使われるようになってきました。たとえば、ゲームで圧倒的な強さを発揮して、大勢をなぎ倒すキャラクターが登場したとき。芸人が何度も爆笑をさらった様子を見たとき。あるいはインスタ映えする写真をアップした友人に対して「無双すぎる!」とコメントする……などなど。日常会話で普通に使われる言葉になりつつあるのです。

仕事の場面でも「無双」を耳にすることが出てきました。ある人気ブランドのお菓子を製造するメーカーを取材していたときのこと。新規事業担当の若手社員がコンビニとコラボして新商品をつくり、大ヒットになったという成果を語る場面で、

「それって、“無双状態”っていっても過言ではないですよね」

と言い出しました。社内で営業成績が長年トップクラスの先輩に対して後輩が「まさに無双ですね」と称えている姿に遭遇したことも。

「無双な上司」は部下にとって困った存在

ちなみに無双とは、世の中に肩を並べるものがないほど優れた状態を長く続けている人や物事のこと。褒め言葉として使われることも多いようです。

中には、褒め言葉ではない意味で使う人もいます。どちらかというと困った存在を示すもの。具体的には、たとえば上司に対して「うちの無双な上司が……」と嘆くのです。さて、どんな上司のことなのでしょうか?

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