「自己肯定感の低い子」に親ができる1つのこと 「できる子」ほど自己肯定感が育ちにくい?

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子育てでは「夢を持つ」ということが多く語られます。小学校でも、子どもが自身の将来の夢を作文に書いたり、語ったりする機会が多くあります。例えば、「サッカー選手」「医者」「宇宙飛行士」「アイドル」「パン屋さん」……近頃は、「YouTuber」 「ゲームクリエイター」などを挙げる子も多くいます。

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夢を持つことは、もちろんすばらしいことです。 しかし、親はそうした子どもの夢を、ただの「夢物語」として聞き流していることも多いのではないでしょうか。 もちろん「サッカー選手になりたい」という夢を実現するためには、想像もつかないほど長い時間にわたって、練習を積み重ねることが必要ですし、プロスポーツというのは非常に厳しい世界ですから、実際に選手になれるのはほんの一部でしょう。

そうした現実を考えると、多くの親が「夢は夢」と思うのも無理のない話ですし、私自身、スポーツに取り組む子ども全員に「頑張れば、誰でもオリンピックに行ける」というつもりはありません。

しかし、そうした夢や目標との“遠すぎる距離”を「もったいないな」と感じます。夢を抱いた結果、どこかで「諦める」ことを学んだだけ、というケースが多いように感じるからです。

目標は小さくてもいい

ですから、子どもが大きな夢を持って何かに取り組もうとしているときは、その夢を今の成長に生かしてほしいのです。親ができる最善のことは、そうした夢に対して「じゃあ、今週は何をすればいいか?」と、夢を「現実的な目標」にブレイクダウンさせてアドバイスすることです。中長期の目標に対して、短期の目標を立てるこうした思考プロセスは一生使っていくものです。

そのプロセスの中で、子どもの心には「成長のエンジン」が形作られます。 たとえサッカー選手になれなくても、そのエンジンは、大人になってから大きな意義を持つでしょう。目標は小さくてもいいので、必ず達成していくようにしたいものです。

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