東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「自己肯定感の低い子」に親ができる1つのこと 「できる子」ほど自己肯定感が育ちにくい?

9分で読める
  • 平岩 国泰 特定非営利活動法人・放課後NPOアフタースクール代表理事
2/4 PAGES
3/4 PAGES

小学生くらいの年代で最も必要なのは「学び続ける姿勢」を身につけることだと、私は考えています。それはすなわち「挑戦する」→「成長する」→「承認される」という成長循環プロセスを体に覚え込ませる、ということにほかなりません。

そのためにも、あまりに遠い目標ではなく、身近で短期間の目標を立てるほうがいいと私は考えています。

子どもが挑戦をし続けることに意義があるので、目標のハードルを上げすぎて、達成感がなかなか感じられなかったり、取り組むこと自体に嫌気がさしてしまっては、元も子もありません。

ですから、本当にはじめのうちは「最初からできるとわかっていることを目標にして、できたら認める」のが最善の方法です。

私は野球が好きなのですが、ヤンキースや広島カープで活躍した黒田博樹投手は、以前目標を達成するための秘訣として「目標を低く設定する。それをクリアする。またすぐ立てる」と言っていました。

高い山を登るときに、一気に頂上を目指す人はいませんよね。どんなに体力や才能があっても、必ずどこかで息切れしてしまいます。「1合目ごとに到着時間を決める」というふうに、必ず、目標をブレイクダウンさせることが必要です。 

そうやって自分の体力を踏まえてペースを保ち、登り続けられた人だけが頂上にたどりつくのです。

100%できるとわかっていることをあえて目標にする

「サッカー選手になること」を目標にするのではなく「明日の試合では最後までしっかりと走ること」を目標にする。

レベルが上がってきたら、「リフティングの回数を増やすこと」や「次の試合で誰よりもボールに触ること」を目標にしてもいい。大きすぎたり、遠すぎたりする目標を「では、今は何をしたらいいのか?」という視点で組み直すのです。

あくまでも「今の自分に適切な目標」を決めてクリアすることを繰り返す。その繰り返しが身につき、自分でごく自然にできるようになれば、しめたものです。親のアドバイスを受けなくても、「今、何をすべきか?」と、自分の成長プログラムを自分自身で考えていくようになるでしょう。

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象