緊張でガチガチのプレゼンで成果を残すコツ 「印象の薄い人」が覚えるべき3つの話し方
手振りをつけるともう1ついい点があります。自分が話しやすくなるのです。カラオケで、手をリズムに合わせて動かしたり、身体をゆすったりすると、ノってきますよね。まったく同じです。
手振りを使えばどんな人でも堂々として見え、説得力が格段に上がり、さらに自分も話しやすくなります。
「なんで寝てるの?」と聞けないから…
一生懸命に話しているのに、聴き手がウツラウツラ眠そうにしている。中には目を閉じて寝ている人もいる。みんな自分の話を寝ていて聞いていない。これって、つらいですよね。「私のプレゼンがつまらないから?」と考えると、心が折れそうです。でも「なんで寝てるの?」とは聞けません。
お客さんにも理由があるのかもしれません。実は前の日遅くまでお酒を飲んでいたかもしれません。赤ちゃんが夜泣きしていたのかもしれません。これは、あなたのプレゼンが下手なせいではありませんよね。「あー、疲れてるのね」と解釈して、寝かせておいてあげるのも1つの方法です。でも、あなたが聴き手にちゃんと聞いてほしいのなら、解決方法が1つあります。
身体を動かしてもらえば、絶対に起きます。
動いてもらう、話し合ってもらう、書いてもらう、発表してもらう、体験してもらう……など、身体を動かせば、起きます。これを、私は「モラウ法」と名付けています。つまり、相手に動いてもらうので、モラウ法。
もし寝られるのがどうしても困るなら、聴き手にやってもらうことを考えて、準備しておくといいでしょう。
ある日のこと。信じられないくらい、ものすごく怖いお化け屋敷がある……と紹介され、怖い物見たさで行ってみました。
入る前に、「一緒に暮らしていた男性と大げんかをし、足にアイロンで大けがをさせられ、亡くなった女性の亡霊が出る」というストーリーを聞かされます。
このお化け屋敷には、裸足で入館させられます。足の裏に熱さを感じる場所があります。この体験でストーリーの登場人物になり、恐怖が自分ごとになります。恐怖10倍増しです。このお化け屋敷は、ストーリーにプラスしてディテールを使って五感に訴えているのです。
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