緊張でガチガチのプレゼンで成果を残すコツ 「印象の薄い人」が覚えるべき3つの話し方

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ある日、デパートで買い物をしていたときのことです。アナウンスが流れていました。

「永井様、お連れ様がお待ちでございます。サービスカウンターまでお越しくださいませ」

私は、音声は認識していたのですが、耳に入ってきたそのアナウンスを聞き流していました。しばらくすると、また同じような調子でアナウンスが流れました。

「永井様、お連れ様がお待ちでございます。サービスカウンターまでお越しくださいませ」

何度目かのアナウンスでやっと認識したとき、「ん?」と初めて買い物の手を止めました。ふと見ると一緒に来ていたはずの夫がいないのです。

よそ行き言葉はスルーされる

「このアナウンスって、もしかして私のことだったの?」と初めて現実を認識したのです。私は買い物に夢中になってしまい携帯の着信にも気がつかず、いつの間にか夫とはぐれていたようです。急いでサービスカウンターに行くと、悲しそうな顔をした夫が待っていました。

つまり、よそ行き言葉はスルーされるのです。

プレゼンでいくら上手に話していても、アナウンサーがニュースを読むような、普段から使い慣れていないような言葉で話していても、気持ちは伝わりません。

ではどうすればいいでしょうか。簡単に言葉に力を与えて、インパクトあるプレゼンができるようになる方法があります。

濁点を使う。これだけです。

濁点は、舌を使って口中で爆発を起こす発音です。「ドドン」「ガンガン」。これらはすべて濁点です。爆弾が爆発したら、強烈な印象ですよね。アクション映画って、インパクトが強いですよね。言葉も同じです。口の中でいろいろ「爆破」しているので、音感が強烈になり、インパクトが強くなるのです。

ものすごく緊張していても、雑だったり間違えたりしても、派手に話しているように聞こえて勢いがつくので、お客さんにあまり気にされないというプラス面があります。雑さや緊張もかき消されるわけです。

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