そんなに細かいことを、と思うかもしれませんが、結婚=生活です。日常で嫌だったこと、ストレスを感じていたのはどんなことか。そこをまず認識する。そして、次はその嫌なことを感じないで済む相手を候補として探せばいいのです。例えば、疲れて帰ってきてソファーに寝られるのが嫌だったら、ソファーに寝ない人を選べばいい。外食ばかりの人が嫌だったら、家で食べるのが好きな人を選べばいいのです。
ただし、自分がストレスに感じることでも、相手が直せるような内容であれば、直してもらえるように伝える。それでもダメであれば、「この人ではない」とわかります。「直すことができない」条件もあるでしょう。例えば「前の旦那さんが、大学中退ゆえの学歴コンプレックスで嫌だったから、大学を卒業した人がいい」というようなことです。
自分の希望にあった相手を見極めるには
「ここは外せない」という条件がいくつもある場合、どうしたらいいでしょうか。その人の性格と、こだわりは別のものとして考えなければなりません。こだわりが多いのは、それだけいろいろな思いをしてきたからでしょう。過去の経験からトラウマになっていたり、親を恨んでいたり、根深いものもあります。ただ、いくつもある場合、そのこだわりが相手を選ぶうえで本当に必要なのかを考えて、絞り込んでいきます。
では、どうすれば自分の希望に見合った相手を見極めることができるのか。一緒にご飯を食べながら、一つひとつ相手に聞いていけばよいのです。記者が取材するみたいに、質問をする。「それで? それで?」と、話を次々引き出すことができれば、相手のことがわかっていくはずです。
再婚女性で子どもがいる人は、婚活をするうえで強みになります。意外に思う人もいるかもしれませんが、子どものいる女性は相手の立場に立ってモノを見ることができる傾向があるからです。筆者の結婚相談所でも、「感謝の気持ちと思いやりを持つこと」を強調しています。性格美人がいちばんモテますから。恋愛は相手の立場になって、相手から自分がどう見えているか、相手は自分をどう思っているかという視点を持たなければいけません。
ちょっとした仕草でもいいのですが、自分がいろいろやってみて、相手が喜んだら、「これが好きなんだな」とわかりますよね。このように相手の反応をみることは大事です。さらに、普段から、知らない人でも、「あの人は困っているのかな」と気がついたら、手助けする練習をしてほしいのです。例えば、高齢の女性が買い物で重い荷物を持っていたら、手伝ってあげる。その点、子育てをしている人は気がつきやすいところがある。ここに年下の男性はグッとくるのです。
知り合いで年の離れた夫婦がいます。38歳女性のCさんは再婚で子どもが7歳、夫のYさんは初婚の24歳です。入籍後、ふたりの間に子どももできました。YさんはCさんに普段甘えていますが、用事を頼まれると、子育ても含めてしっかりサポートする。そしてCさんにほめられて、メロメロになっています。
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