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61歳「女子プロレス」に賭けてきた男の激闘人生 人気団体「スターダム」はこうして生まれた

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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「去年の頭まではなんでもやりましたよ。会場を決めて、ポスターを作り、対戦カードを考え、チケットを作って……と雑用も含めて。

ツイッターをはじめとするSNSの発信も、基本的には自分でやっています。スターダムのツイッターのフォロワー数は1万8000を超えていて、女子プロレス団体の中ではいちばん多いですね。まずはなんでも自分で知っておかないと、人に教えることはできないなと思いました」

現在は体力的に厳しくなってきたこともあって、仕事は分散させている。

ロッシーさんは現在直面していることではなく、もっと先のことを考えるようにしている。

「再来年は10周年なので、どういうイベントをしようだとか、海外発信をどうやっていこうとか、他団体とどう差別化を図ろうか、とかですね。実際40年間やってることは変わらないですね」

スター選手を作ることが最も大事

女子プロレスを運営するうえで最も大事なのは、スター選手を作ることだという。

ロッシーさんは、スターを作るのがうまいと自任している。

「スターを作るときは、選手を強引にスターの座に引っ張り上げるんですよ。ファンが認めるのはあとでいいんです。

ビッグダディの三女の林下詩美はデビュー戦を見たときに『この子は今年のプロレス大賞の新人賞だな』と思いましたよ。まだ、デビュー半年ですけど、すでに特別な存在になっています。一段高い場所にいます。それは、僕が一段高い場所に引っ張り上げたからです。でもそこにいられるのは、彼女が周りを納得させる、有無を言わせない力があるからなんですね」

ただしパパっと決めるだけではなく、若い選手は根気よく見守るのが大事だという。そして団体は選手にとって居心地のいい場所でなければならない。居心地がいいとは『ぬるい』という意味ではなく、環境や待遇などさまざまな意味でよくなければならない。

それでも選手はいなくなることはある。

「投資してもポンといなくなるかもしれません。来年、誰が残ってるかはわからないですよ。だから選手はたくさんいたほうがいいです。

僕は『去る者は追わず』の主義ですね。いなくなってしまったものをいつまでも追いかけていても仕方ないですから。くよくよしないことが大事です」

選手を大事にするロッシーさんだが、トレーニングは選手に任せているし、トレーニングの様子を見ることもないという。

「日頃どう頑張ってきたかって関係ないんですよね。できたもので判断するしかない。『僕はこんなに頑張ってきたんだ』

って言ったって、お客さんには見えないですからね。選手は『商品』ですから、『どうやったら売れるか』『どうやったら人気者になるか』という目で見ます。

そのほうが面白いですから」

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