新日本プロレス、「外国人新社長」が抱く野望 集大成として「プロレス」を選んだ理由とは
悩みに悩んだ社長就任
――新日本プロレスの社長就任が発表されたときは驚きました。どのような経緯で社長を務めることになったのですか。
昨年11月にタカラトミーの社長を辞任することが発表されました。その後、以前から交流があった新日本プロレスの木谷(高明)オーナーから1本の電話がかかってきました。「メイさん、新日本プロレスの社長をやってくれませんか」と。私が新日本プロレスを昔から好きだったということを木谷さんはわかっていたし、彼とは波長も合っていました。
――ということは、社長就任をすんなり了解したということですか?
正直、引き受けるまですごく悩みました。というのも、1人の観客として新日本プロレスのよさは理解していました。ですが、経営者として新日本プロレスの中に入ると、さまざまな課題や難しさが見えてしまいます。大好きなプロレスだからこそ、かかわらないほうがいいのではと思いました。
それでも悩んだ末にこの仕事をしようと決断したのは、「プロレスを助けたい」という気持ちが大きかったことです。新日本プロレスという、すばらしいコンテンツをもっと広げていきたい。私は外国人のマインドを持っている一方、日本人のマインドも持っています。いくつかの企業でキャリアも積んできました。これまでの経験が生かせると思い、キャリアの集大成として、新日本プロレスの社長を引き受けることにしました。
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