夫が子どもをコブシで強打、どうすればいい? 養ってもらうため、家庭内暴力に耐える日々

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これは岸見一郎氏の『嫌われる勇気』の中に書かれているメッセージの1つでもありますが、人は言い訳できる対象があるほうが、“自分が実際に行動を移さない事実に向き合わなくて済むので実は都合がいい”という状況に陥っているようにも思えます。

夫が家を出ていってくれないことや、収入が不安定なことを口実に、子どもをコブシで全力で殴るような暴力に甘んじてはいけません。

「夫の持ち家」という経済性か、暴力を甘受するか

相談文に見えるジレンマを端的に書くと、「夫からの家庭内暴力から子どもを救いたいが、生活が心配」の一点に尽きるように思います。

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最後は個別具体的な状況と、個々人の価値観でどの要素を優先するかは変わってきますが、段階的に行動に移すことが重要です。

まずは別居・離婚する覚悟を持って強いコミニュケーションを行い、それでもだめなら別居し、その次には離婚と、一気にではなくとも確実に行動に移すことをお勧めします。生活費や子どもの学校の転校は、「子どもが受ける暴力」より努力可能な事柄です。

そもそも不仲でお互いに思いやりがなく、安倍様に対しては、常習的な暴力性が相談文から推察されます。「夫が出ていってくれない」「子どもの学校を変えたくない」などと現状維持の理由を並べ立てるのはやめて、行動に移すときです。

「夫の持ち家」と経済性よりも、常習的な暴力性とコブシでの強打から子どもを守ることのほうが母としての優先順位が高いと腹を決めて、子どもの心身の安全を最優先しましょう

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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