キレやすい人に教えたい「イライラ」の消し方 「6秒」さえ我慢すれば人間関係は好転する

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3. 怒られ終わったら「6秒」をあける

怒られ終わった後、ほとんどの人は、モノに当たります。モノに当たるだけで終わればいいですが、状況によっては、自分より弱い立場の人に当たることになってしまいます。自分の立場がマネジャーやリーダーであれば、部下に当たります。何年も働いている人であれば、後輩に当たるようになります。最近は少なくなりましたが、入社年数が浅い女性の事務アシスタントに怒る人もいます。こうなってしまったら、どうしようもありません。

怒りの感情のピークは過ぎていますが、怒られ続けたために、イライラがまだ残っています。怒られ終わった後にも「6秒」が必要なのです。

4. 問題があった部署に連絡する前に「6秒」待つ

営業マンは、会社の窓口という立場なので、自分以外の部署や人のミスでも、代表してお客様に怒られなければなりません。自分のミスの場合であれば、怒られている理由はすぐわかります。ですが、商品不良、納期遅延、納入ミス、書類の不備など、ほかの部署が原因のミスは、お客様にミスが起こった理由と解決策を提示するために、関係部署に連絡して確認することになります。

その連絡をする前に、気持ちが落ち着いていないと「かなり強い口調」で相手に迫ることになってしまいます。たとえ、ミスした相手が悪かったとしても、今後の社内での人間関係に悪影響を与えるのはよくありませんから、穏便に済ませたほうが得策です。

怒られた後の対処の仕方が大切

5. 思い出してイライラしてきたら「6秒」待つ

お客様の対応を上手に終わらせ、問題があった部署に確認をし、何とかやり過ごしたとしても、まだ安心はできません。温和な人は別として、少し短気な私にはよくあったのですが、ふと、怒られたときの状況が頭に浮かんできて、急に怒りがこみ上げてくることがあります。

こんなときも、たまたま近くに人がいたり、電話がかかってきたりすると、強い口調で会話をしてしまうことがあります。直接的ではありませんが、このような場合でも、「6秒」待ってから人とのやりとりを行うようにしましょう。

仕事でお客様に怒られることは、誰もが経験していることです。ですが、その後の対処の仕方によって、いつもと同じ関係が続くこともあれば、逆に、関係が悪化してしまうこともあります。そうした状況を防ぎ、怒りの感情やイライラを抑えるためには、やはり「6秒」待つのがいちばん効果的なのです。

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アルファポリスビジネス編集部

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