有料会員限定

買収王vs.買収王!ミネベアミツミにTOB延期をやむなくさせた台湾ヤゲオとは何者か、買収の鉄則、強気の値付けの裏側、大富豪トップの横顔

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
台湾ヤゲオは買収を繰り返し、総合部品メーカーとして世界中に顧客を持つ(写真:ヤゲオ)

特集「ミネベアミツミvs.ヤゲオ 芝浦電子TOBの攻防」の他の記事を読む

温度センサー世界首位の芝浦電子をめぐる買収合戦がヒートアップしている。芝浦電子は台湾の電子部品大手ヤゲオ(国巨)から「同意なき買収」を提案され、ホワイトナイトとしてミネベアミツミを呼び込んだ。

そのミネベアミツミ、本来なら4月23日に1株4500円でTOB(株式公開買い付け)を始める……はずだったが、ヤゲオがTOB価格を5400円(当初4300円)に一気に引き上げたことから、TOBの事実上延期をやむなくされたのだ。ヤゲオは5月7日からTOB開始を予定する。

買収巧者で知られるミネベアミツミの貝沼由久会長に、緒戦の痛打を食らわせたヤゲオとはいったいどのような企業なのか。そして経営トップのピエール・チェン(陳泰銘)董事長とは何者なのか。チェン氏への独自インタビュー(詳細はこちら)に続き、その実像を探った。

アップルの長年のサプライヤー

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD