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宝くじと交通事故

実は私は今まで、パチンコ・競馬・宝くじなどは、一度もやったことがありません。「まじめ一筋なつまらんやつ」と思われたかもしれませんが、それよりなにより、冷静に考えるとギャンブルというのは、およそ割に合わないのです。

世の中には「ギャンブル社会学」とでも呼ぶべき分野がありまして、たとえば大阪商業大学の谷岡一郎さんは、その分野で知られている方です(『ギャンブルの社会学』世界思想社)。ギャンブルというのは、賭金に対する胴元(運営側の取り分)がどの程度あるかによって、当たる確率が変わります。専門家の分析を経ずとも、たとえばジャンボ宝くじで億単位の1等が当たるのが1000万枚に1枚程度ということは知られています。それと対比してみると……。

日本の交通事故による死者数は毎年減り続けて、2012年には4411人でした。死者の定義自体が実は微妙で、事故後24時間以内に死んだ人のみと定義されているために、緊急救命医療が進むと、数日以内にお亡くなりになっていても、統計上の数値としては減るといった側面もなくはありません。ただ、車の安全装置が発達し、医療が進歩し、交通事故死者が着実に減少したのは事実です。

日本ではあまり報道されないことですが、日本は殺人による死者の著しく少ない社会でもあります。2012年には428人でした(警察庁統計)。これはアメリカだとニューヨーク市(州ではありません!)やシカゴ市の殺人による死者数よりも少ないのです。人口当たりの殺人の犠牲者数を国連の統計で調べても、ほぼ最下位。少なくとも殺人に関する限り、日本は世界一安全な社会である、と言ってよいでしょう。

逆に言うと日本の場合、道路を走り回っている車は、殺人鬼の10倍の凶器だということになってしまいますが。

宝くじは割に合わないギャンブル

話を戻しましょう。億単位の宝くじが当たる確率と、人口比で交通事故で死んでしまう確率とを比べるのです。電卓をたたいてみて、ゼロの多さに戸惑ったのですが、日本の人口が約1億2700万。人口比にすると1年に交通事故で死ぬ確率がだいたい0.0035%くらいなので、宝くじに当たるのは、交通事故で死ぬよりも350倍くらい難しいのです。殺人で死ぬのと比べると……、なんていいですよね、もう計算は。30~40倍くらいですか。

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