「エコロジー」の真実をどれだけ知っていますか この蘊蓄100章は思わず人に話したくなる

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61. 空気圧が0.5㎏/cm2減ったタイヤで50㎞走行した場合、燃料150ccを浪費することになる

62. 「冷房は1度高く、暖房は1度低く」設定するだけで年間31㎏もCO2を削減することができる

63. 斜めドラムの洗濯機はトップオープンタイプの洗濯機と比較して約40%の水が節約できる

64. 一般的な白熱電球をほぼ同じ明るさのLED電球に替えると電力消費量は約85%減

江戸の町はリサイクル先進都市だった

65. 18世紀初頭に人口100万人超の大都市となっていた江戸は、実は当時のリサイクル先進都市だったといわれる

66. 江戸の町では紙屑や金物屑、落ち葉まであらゆるゴミが集められて分別され、それぞれ専門業者が再生していた

67. 江戸の町で出る人糞尿を近郊農家が野菜との交換で回収し、畑の肥料とする「肥汲み」もそのひとつ

68. 紙クズを利用する再生紙は浅草寺近くの農家の副業として始められ「浅草紙」の名で江戸の名産品に数えられた

69. 「古骨買い」が買い集めた古い傘は「古傘問屋」が買い、新しい油紙に張り替えて「張替傘」に再生されていた

70. エコ先進国といわれるドイツでは1991年には包装廃棄物規制令による包装材リサイクルシステムがスタート

ドイツの風力発電量は日本の約30倍(写真:Rawpixel/iStock)

71. 再生可能エネルギーの利用が進むドイツでは、各地に風車が建ち、風力による発電量は日本の30倍

72. スウェーデンは国の政策として「2020年までに化石燃料への依存をなくす」取り組みを行っている

73. インドでは29州のうち25州が使い捨てプラスチック製の袋、コップ、ストローなどの使用を禁じる法律を導入

74. インドはプラスチック製品を用いた者に罰金刑が課せられるなど厳しい規制がしかれている

75. サトウキビやトウモロコシなど、糖質やデンプン質を含む植物から作られたバイオエタノールを自動車用燃料として利用することが日本でも始まっている

76. 自動車や電気機器などの製品分野で、現在商品化されている製品のうちエネルギー消費効率が最も優れている機器の性能以上の水準を次期製品の省エネ目標値として達成を義務づけるトップランナー制度が導入されている

77. 資源とエネルギー消費の少ない商品を選び、環境保全対策に熱心なメーカーや店を選ぶなど環境に配慮した購買行動をとる消費者を「グリーンコンシューマー」と呼ぶ

78. 環境にやさしい食品を選ぶポイントとして、産地が近いもの、旬のもの、過剰包装でないもの、プラスチック容器ではないもの、農薬や化学肥料をなるべく使わないもの

79. できるだけ近い産地でとれた食料を選ぶことは、輸送にかかるエネルギーを減らし、環境への負荷軽減につながる

80. 「フードマイレージ」は輸入食料の総重量と輸送距離を掛け合わせたもの。日本の数値はアメリカの3倍以上に及ぶ

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