「副業で年2000万円稼ぐ男」に学ぶキャリア戦略

評価を高めるには「個人で稼ぐ力」が重要だ

また、「給与はもらうもの」ではなく「給与は稼ぐもの」であるとも思っています。評価されず、給与も上がらない環境であるなら、転職も視野に入れたほうがいいと思います。「大手は安定」などと言われます。確かに企業自体は安定しているかもしれませんが、自分のキャリアが保証されるかについては別の話です。自分の身は自分で守るのが鉄則でしょう。

――「副業」についてはどうですか。

「副業」についてもまだまだ浸透していないと感じています。特に「サラリーマンを辞めること」を目的として副業を始める人が多い印象があります。好きなことを仕事にできたら、それはとても幸せだと思いますが、「お金を稼ぐこと」と「好きなこと」は分けて考えるべきでしょう。

私の場合、「サラリーマンを辞めること」を目的として副業はしていません。あくまで「生涯年収を最大化」するためにやっています。自分が「経験したこと」や「苦労して学んだこと」を生かして副業をしていますが、好きなことというよりは、自分の経験値から人の役に立つことを発信しています。「本業と同じか、もしくは本業に限りなく近いことを選び、自分自身で経験して得た知見や、苦労して得た知見を発信して、お金に変える」ことがおすすめです。

脱サラを目的に副業をはじめてはいけない

サラリーマンをやっているのであれば、少なくとも自分の仕事に関しては知識があるはずです。だから、法律や就業規則に触れない範囲で、本業で得た知識や、自分自身が経験したことを生かせるような副業を選ぶのがいいと思います。

本業で手に入れた知見を副業で生かすことは、副業でお金を稼ぐまでの時間を短くできますし、副業で得た学びを本業に生かすこともできるので、本業と副業は「表裏一体」で考えるほうが合理的だと思います。

――なぜ、副業でこんなに稼いでいるのに、サラリーマンを辞めないのですか。

理由は3つあります。「安定した状態で稼ぎを最大化したい」ことと、「自分のサラリーマンとしての価値を上げたい」こと、最後に「本業のインプットを生かした副業にしている」からです。

私はサラリーマンをやりながら副業をやることにメリットを感じています。最近では、「サラリーマン=社畜」とか、会社に搾取されているといった捉え方をされていますが、私はサラリーマンという働き方に多くのメリットがあると思っています。例えば、次のようなメリットがあります。

・安定した固定収入が入る(フリーランスや個人事業主より安定)
・会社のリソース(お金、人、ブランド)を使って、1人ではできない規模の仕事ができる
・その経験からインプットを得られ、自分の実績にもできる
・会社の看板を使ってさまざまな人脈を作れる

これらのメリットを享受しながら副業に取り組むことで、副業だけで独立した場合のリスク(収入が不安定、長期的なキャリアの不安など)を回避しながら、自分でお金を稼ぐ経験やチャレンジをすることができます。脱サラを目標に副業を始めるのではなく、あくまでも「生涯年収の最大化」や「自分のキャリア資産」を増やす目的で副業を始め、本業でもスキルアップできる状態にすることも、これからのキャリア戦略の1つの選択肢になると思います。

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