「副業で年2000万円稼ぐ男」に学ぶキャリア戦略

評価を高めるには「個人で稼ぐ力」が重要だ

①サラリーマン(本業)
年収:1250万円
業務内容:ベンチャー企業にて広告部門の営業部長。メンバー6人のマネジメントを行いつつ、プレイングマネジャーとして法人営業を担当している。
②ブログメディア運営(副業)
年収:2000万円
業務内容:主に転職に関する情報を発信するブログを立ち上げ、コンテンツを執筆。そのほかにもTwitterやVoicy、noteでも転職や年収、キャリア、副業について情報発信している。ブログ上に表示されるアフィリエイト広告が主な収入源。

このような年収やキャリアだけを見ると「どうせ高学歴で、いい会社にいる人なんでしょ?」と思われますが、私は地方の公立の短大を卒業し、最初はホームセンターに入社しています。

就活ブログの大ヒットを契機に東京の企業に転職

――どのような経緯で現在に至ったのでしょうか。

まず、20歳で卒業後、地元に根付いたホームセンターに就職しました。そこで毎日レジ打ちや品出し、商品販促(ポップなどを作って設置する)業務を行っていました。もともと転職する気で入社しましたが、そのホームセンターで採用担当に任命されたことが人生の転機になりました。社長から「東京の優秀な新卒が欲しい」と言われ、「こんな地方のホームセンターに、どうやって東京の新卒学生を呼び込むんだ」と、途方に暮れた記憶があります。

とはいっても、何もしないわけにはいきません。そこで、始めたのが新卒向けの就活ブログでした。自分なりに「就活をしている学生にとって有益な情報」を考え、情報発信をしていたところ、ブログが徐々に学生の間に浸透し、企業から「広告を載せてほしい」と言われるメディアに育ちました。そして、ある程度の規模になったタイミングで、都内の人材広告会社から「ブログを譲ってほしい」という連絡をいただき、結果、数千万円でブログを売却しました。

ブログを運営する中で、自分自身も人材に興味を持ったこと、もともと転職を考えていたことから、売却先の会社にそのまま転職しました。これが人生初の転職です。地方から上京したこともあって、人生がガラッと変わったのを覚えています。

――上京してから、さらに転職を重ねることになるのですね。

その後、営業のコンペで一緒になった人材業界の最大手であるリクルートの営業マンに「うちで働いたら?」と声をかけられ、「話だけなら」とリクルートの面接を受けました。個人でブログを立ち上げて売却した実績や、売却先企業での実績、自分のキャリアへの考え方に興味を持ってもらい、その場で内定をもらいました。

入社するか悩んでいましたが、時を同じくして、自分が新たに作ったブログが、勤めていた会社に発覚してしまうという事態に陥ります。会社の対応にも疑問を抱いていたので、それを契機にリクルートへの転職を決めます。リクルートでは、新卒事業へ配属され、就活生向けイベントの企画や、大学での講演、法人向けの営業などを担当していました。

次ページ営業とマネージメントの経験が武器に
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 買わない生活
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
これが世界のビジネス常識<br>会社とジェンダー

「ジェンダーギャップ指数ランキング2021」で日本は120位という結果に。先進7カ国中で最下位かつ、女性の社会的地位が低いとされるアフリカ諸国よりも下です。根強く残る男女格差の解消は、日本経済が再び競争力を取り戻すために必須の条件です。

東洋経済education×ICT