たむけん罵倒に激怒する無関係な一般人の心理

「どうでもいいこと」として捉えられない

たむらけんじさんをめぐる騒動を整理します(写真:日刊スポーツ新聞社)

お笑いタレントのたむらけんじさんが、プライベートで訪れたラーメン店の店主に写真撮影を頼まれ、その後、店主が「マイク、カメラなかったらおもろ無い奴でした」などとTwitterで呟いて、いわゆる炎上騒動にまで発展した問題。

お店への電話は1日1000件を超えた

インターネット上だけでは収まらず、無言電話がひっきりなしに架かってくるなど、お店に対する直接的な嫌がらせが行なわれている。7日放送のフジテレビ系「とくダネ!」の取材によると、お店への電話は1日1000件を超えたそうだ。また、真偽のほどは不明であるが、店主の個人情報までが拡散されている。

異様なまでの個人攻撃の加速化である。

なぜこんなことになったのか。

それは、店主の身の程をわきまえない“暴言”とずさんな対応ぶりに皆我慢がならなかったからだろう――模範解答はこんな感じになるかもしれない。しかし、世の中を見渡してみれば、不条理な出来事は山ほどある。人命を左右しかねない案件も多い。

にもかかわらず、インターネット上では、どう見ても緊急性がそれほどあるように思えないものの周辺から不意に火の手が上がる。そして、いつの間にか紅蓮の炎に包まれる。不思議な現象である。これは直接的な原因を探るだけでは何もわからない。もっと深層を掘り下げる必要がある。

炎上騒動の背景に潜んでいるのは、一言でいえば、私たちの不安な主体だ。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。