つまり、「◯◯をやる!と言うのはカッコいいね〜。さらに、◯◯ができた(達成した)姿ってもっとカッコいいよね」という構造を会話で作ってしまうのです。
すると、いったん受け入れてもらえて満足し、さらに次のステップがあるということを暗に知らされることになるのです。間違っても次のような言葉がけはやめたほうが無難でしょう。
「また口ばかりで……。行動できたらいいんだけどね〜(嫌味)」
「できるわけないでしょ(否定)」
「勉強全然してないよね!(事実)」
「宿題すらまともにできないのに、トップ校なんて無理!(脅迫)」
大川さんのお子さんは、適当にトップ校と言っている可能性が高いですが、否定したり、嫌味を言ったりすることは避けたほうがよいかと思います。なぜなら、そのような言葉をかけところで、具体的な行動につながる可能性が低いからです。
行動に移すために自分で考えるように
もちろん、先ほど提案したような会話をしたからといって、100%子どもが行動するようになるとは限りません。しかし、いったん認めてもらったうえで、その先の具体的行動へと促されることで、どうしたらいいか自分で考える可能性はあります。そこで本気にスイッチが入る子もいれば、現実的な世界で再度、宣言を変えるなど修正してくる子もいます。
大川さんのお子さんが、小さい頃から、「大きい宣言をすることは格好いい」と思ってきたとすれば、上記のような会話を1回、2回程度しても、簡単に変化することはないかもしれませんが、ことあるごとに上記のようなパターンで会話をしてみてください。
重要なポイントは、「いったん受け入れてあげたうえで、さらにその先もあることを伝える」ということです。すると、認めてもらったことで安心感を得て、さらに「言ったことを達成する」という新たなゴールが設定される可能性があります。ぜひ、以上のことを参考にしてみてくださいね。
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