有力ブロガーが選ぶ「3つのベスト投信」とは?

「情弱のままでいる人」はお金持ちになれない

何れの場合でも資産価格(例えばわが国の株価)は下がるだろうし、そうした事態は起こらない方がいいのだが、資産価格の下げ方は、①よりも②の場合が大きく、③の場合はさらに大きいはずで、いずれにも大差があるだろう。

つまり、市場の参加者が、将来起こりうる悪い事態に対して敏感になっている状態は案外悪くないのだ。仮に、不安要素に関して将来「思っていたよりも良い事態」が起こると、資産価格は大きく上昇する公算が大きい。

そして、完全にはほど遠いとしても(注:筆者は「効率的市場論者」ではない)、さまざまな事態の可能性は利用可能な情報と解釈の限りにおいて現在の資産価格に反映しており、価格形成の過程には「リスク」が反映していると期待される。

短期的にはマーケットは底入れへ?

また、将来発生する情報は現在分からないので、「今」悩んでも仕方がない。世の中の不穏な状況に、自分の投資している資産が大変なことになるのではないかとおののいて、経済・政治のニュースから目が離せないような心境になるのは、投資をする上では好ましいことではない。控えめに言っても、それで事態が改善しないのに、精神的なストレスを抱え込むのは「損」である。

投資家は、投資に悪影響を与えるニュースにいらいらするよりも、怪我で思うような相撲が取れなかった「近年の稀勢の里」に同情しているくらいでいい。「左からの圧力で相撲に勝ってきた彼にとって左大胸筋の負傷は決定的だったろう」でも、「やはりガチンコ相撲では大変なのか」でもいい。「お疲れ様、稀勢の里!」。日本人らしく情に浸ってもいるほうが、相場にイライラするよりはずっといい。

先のことは分からないと言った舌の根も乾かぬうちに、株価の先行きを語るのは、自分でも気が引けるが、「意外に強硬なFRB(米連邦準備制度理事会)」をきっかけに崩れてきた内外の株価は、この要因を概ね織り込んで、短期的には底入れしつつあるように見える。空売りを仕掛けても売り崩しにくい状況になって来ているようだ。当面、内外の株価は、「最後の2場所の横綱・稀勢の里」ほど弱くないように思う。

ただし、金融的なサイクルでは、今年はまだ下落局面なので、1年を通じて気持ちの悪い場面がまだまだあるだろう。

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