「飲み会も仕事のうち」は、社会人の常識?

部長、忘年会はつまらないんで欠席します!

どんなにお酒が入ってホンネが言いやすくなっても、それで苦手な人を好きになることは、普通ありません。むしろ、苦手な人と一緒にいる時間が長くなることで、ますますその人のことを苦手になってしまうことでしょう。

飲み会で親睦が深められるのは、もともとお互いにうまくやっていける下地がある人だけに限定されています。

このことを忘れて「とりあえず飲みに行けばみんな仲良くなれる、飲みニケーションだ!」というように考えてしまうのは、いささか短絡的すぎるというものです。

飲み会はあくまで人間関係の増幅装置

結局、飲み会というのは、もともとある人間関係の増幅装置でしかありません。

仲の良い人たち、気が合う人たちと飲みに行けば、確かに親睦を深めることができるでしょう。そういう飲み会は楽しいものです。プラスの感情を、さらに大きなプラスに増幅することができるというわけです。

一方で、苦手な人と無理やり飲みに行ったところで、親睦を深めることは不可能です。お酒によって苦手な人の苦手な部分はさらに強調され、飲み会が終わる頃には、始まったときよりさらにその人のことが嫌いになっていることでしょう。マイナスの感情を、さらに大きなマイナスに増幅しているというわけです。

飲み会によってマイナスの感情がプラスの感情に転じるようなことは、まずありません。ごくまれにそういうこともあるかもしれませんが、ほとんどの場合はここに書いたとおりになると思います。

わかり合えない人とは、結局、何をやったところでわかり合うことはできないのです。どうせわかり合えないのであれば、最初から無理に近づこうとせず、仕事だけのビジネスライクな付き合いに徹したほうが、お互いのためだと僕は思います。

次ページ飲み会への出席という「社会人の常識(笑)」
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