トレンドと一緒に廃れないエンジニアの条件 キャリアチェンジで生き残るのに必要な視点

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流行を的確に読み取り、時代のニーズに合わせてキャリアチェンジを繰り返してきた株式会社THE GUILD代表の深津貴之さんにお話を聞いた(写真:竹井俊晴)
「AIに仕事が奪われる」という意見が目立つ昨今。テクノロジーを扱う側のエンジニアであっても、「仕様書通りに開発する」だけでは生き残れない時代に差し掛かっています。そこで本特集では、注目企業のCTOが考える「この先、エンジニアに求められるもの」を紹介。エンジニアが、未来を生き抜くヒントをお届けします!

時代の変化の中、技術革新は続き、そのトレンドもどんどん変化している。2017年には「Flashが2020年で終了する」というニュースが流れ、各方面に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しい。エンジニアのキャリアにおいて、「いかに世の流れを読み、移り変わる技術をモノにしていくか」は重要なポイントと言えるだろう。

そんな中、“華麗なキャリアチェンジ”をした良い例として、BASEのえふしんさんは『エンジニアtype』の取材で、株式会社THE GUILD代表であり、『note』などのサービスを運営する株式会社ピースオブケイクのCXOを務めている深津貴之さんの名前を挙げた。

そこで、Flashクリエイターからスマホアプリ開発、UIデザイナーを経て、現在はUXデザイナーとして活躍する深津さんに、「エンジニアのキャリアチェンジに必要な視点」を聞いてみた。

生き残れているのは結果論

僕自身はこれまで、特にキャリアチェンジを意識したことはありません。自分の興味ややれることの範囲で動いていくうちに、結果的にうまいこと変化できたっていうだけなんです。

本記事は『エンジニアtype』(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

そもそもの最初は大学のゼミで、「テクノロジーで人の生活や文化がどう変わるのか」を学びつつ、個人的にプログラミングをやっていました。その後、モノのインターフェイスの概念に興味が湧いて、ロンドンに留学してプロダクトデザインを学び、ITとは全く関係ないところで椅子を作っていました(笑)

日本に向けて、Flashなどのテクノロジーの最新情報の発信を始めたのはこのころです。同じようなことをしている人は少なかったので、プレゼンスは上がり、人とのつながりも広がっていきました。帰国後にthaに入社したのも、ブログを介して声を掛けてもらったことがきっかけです。

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