孤独死の後に残った現場の知られざる後始末

滅多に表へ出ない「特殊清掃」の裏側を見た

床が畳の場合は、畳を取り除けば汚れが取り除かれる場合もある。しかし多くの場合は、畳を超えて床下まで汚れが届いている。

2階の場合、床下と天井はつながっているので、最悪の場合下の階に液体が漏れていくことになる。

僕が見た和室2階の現場でも、床下には大きな染みができていた。床下を張り替えることはできないため、洗剤でしっかりと洗った後、塗料で塗り固めた。

特殊清掃業を営むには技術と設備が必要不可欠

しっかり清掃しようと思ったら、大変な作業になるのだ。

「特殊清掃業を営むには道具にはかなりの投資が必要になるよ。オゾン脱臭機も1台100万円以上するし、それが数台は必要。使用する薬剤も冷暗所で保存しなければならない。トラックももちろん必要になる。もちろんそれらを収納する場所も必要。生半可な気持ちでは始められない業種だね」

特殊清掃と言うと「死体があった場所を清掃する」という心理的負担が取り沙汰される場合が多いが、実際には技術と設備が必要不可欠だということがわかった。

またいざ、自分が特殊清掃を依頼しなければならない立場になったときは、慌てず慎重に信頼できる業者を探してほしい。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 最新の週刊東洋経済
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
株式投資・ビジネスで勝つ<br>決算書&ファイナンス

この1冊で企業財務がぐっと身近に。PL、BS、CSの基本から、キーワードで読み解く業界分析、買収価格算出などの応用まで、厳選30のノウハウを丁寧に解説。業績絶好調企業に加え、会計と実態の差を補う疑似資産、会計利益先行率のランキングも。