ぐっちーさん「日本だけに投資する人の末路」

いよいよ日経平均は2万円割れが確定的だ

21日のNYダウはまたも400ドル以上下落。ついに日経平均も2万円割れへ。安倍首相は何というのだろうか(写真:AFP/アフロ)

さて、いよいよ年の瀬。

大体今年1年を振り返る…的な企画になるですが、みなさまにとってはどんな1年だったんでしょうか。不肖ぐっちーはまあ、可もなく不可もなくの1年でした。「AI vs.教科書が読めないこどもたち」が大ベストセラーとなっている国立情報学研究所の新井紀子先生と新しい著書「日本を殺すのは、誰よ!」を書かせていただき大好評を頂いているのが、年末最後のグッドニュースでしょうか。まだお読みになっていない方は「一家に1冊」の常備をお勧めいたします。今回はしっかり1500円も頂きますので、処方箋もちゃんと書いてありますよ(笑)。簡単なことなんですけどね…ということで、よろしくお願い申し上げます。

株価は本当に「景気の先行指標」なのか?

この連載は競馬をこよなく愛するエコノミスト3人による持ち回り連載です(最終ページには競馬の予想が載っています)。記事の一覧はこちら

今年1年を、ざっと振り返って見るとどうなるか……。

日経平均株価は1月に2万3000円台で始まり、今や2万円台は風前の灯です(シカゴの先物はすでに2万円を大きく割れてしまいました)。

S&P500もドナルド・トランプ大統領の鼻息とは裏腹に、年初2600ポイント台でスタートしたものがすでに2500ポイントを切っております。

ただ、日本は「日銀のETF買い入れ」という、禁じ手のドーピングを打ちまくり、今や上場企業の約40%前後で上位10位以内の大株主が日銀、という中国も真っ青の「社会主義政策」を実施中。それでもアメリカより下落率が大きくなってしまった…という事実に「株価は上がっているじゃないですか!!!」と国会で大声を上げていた安倍晋三首相は何と思うのか、改めてご意見を伺いたいものであります。

まあ、いってこい、と言う話ではありますが、株式と言うのは景気のバロメーターでもなんでもなく、あくまでも個別企業の業績の集積であります。これは勘違いしている人があまりにも多く、株価は景気の先行指標だ、とよく言われるわけです。

でも嘘です。「嘘だ」、という証拠(データ)はたくさんありますし、大体J.M.ケインズが「株価の決定は美人投票と変わらない」と断言して、大金持ちになってしまったわけですから、これは実証済みの事実であります。それを大手放送局あたりでも「景気の先行指標」とか言ってるのは、進化論を否定するようなもんでありまして、株価の決定要素はケインズの言う通り美人投票なわけです。

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