「GAFAの本質」を知らないと勝ち組になれない 「IT四強」が変えた世界を生き抜く4大習慣

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雇用主から同僚たち、将来の伴侶まで、みんながあなたのことを調べている。その人たちに自分のいちばんいい姿を見せていることを常に確かめる。

自分のことをググってみよう。出てきた結果が自分のよさを十分に伝えていないと感じたら、修正してもっといいものにするのだ。

GAFA時代の「セクシーな仕事」は儲けが少ない

人気業種の最先端企業には過剰なほどの投資が集まる。しかし人的資本の利益率(この場合、労働への報酬)は減少する。

もし『ヴォーグ』で働く、映画を製作する、レストランを開くことが望みなら、その仕事で得られるのは、主に心理的満足であると覚悟しておくべきだ。労力に対する報酬は最低レベルである可能性が高い。

競争は激烈だ。なんとか参入できたとしても、うしろから追いかけてくる実力のある若手にすぐ取って代わられる。

エクソンで働きたいという高卒の子はほとんどいない。しかし大企業の中核部門なら、急成長したホットな企業ではありえない定期的な昇進が望める。子どもがいるなら特に安定性は重要だ。

45歳になったとき将来の心配をしたくはない。週末にはバンドで演奏。夜間の写真学校に通う。少しずつ続けて、ある程度の貯蓄ができたら全力でそれに取り組む。早くから大金を稼げるようになれば、複利のおかげで、将来はそれほど稼ぐ必要はなくなる。

誰もが憧れるホットな業界は、家賃を払うだけで精いっぱいになる可能性がある。キャリアも安定した将来もなく、天才と呼ばれることもない。

私はスムージーのバーや新しいファッション、あるいは音楽レーベルには投資しない。私が手を出したものの中で最も成功したのは調査会社だ。

頭のいい人が、病院のスケジューリングを向上させるパッケージ・ソフトウェアについての恐ろしく退屈な話をしながら興奮していたら、そこに金の匂いを感じる。

(翻訳:渡会 圭子)

スコット・ギャロウェイ ニューヨーク大学スターン経営大学院教授

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Scott Galloway

ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。MBAコースでブランド戦略とデジタルマーケティングを教える。連続起業家としてL2、Red Envelope、Prophetなど9の会社を起業。ニューヨーク・タイムズ、ゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。2012年、クレイトン・クリステンセン(『イノベーションのジレンマ』著者)、リンダ・グラットン(『ライフ・シフト』著者)らとともに「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出。

著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』は15万部のベストセラーになり、「ビジネス書大賞2019 読者賞」「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合第1位」の2冠を達成、日本にGAFAという言葉を定着させた。

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