新型MacBookAir、「8年ぶり全面刷新」の衝撃

iPadProの新製品も登場、買うならどっち?

欠けていたのは、Retina Displayと呼ばれる高精細ディスプレイ、Display-P3に対応する広い色再現範囲やキャリブレートされた色表示、ガラス面で覆われた境目のないディスプレイベゼル、バタフライ構造のキーボード、指紋センサーによる個人認証を行うTouch ID、USB Type-Cデバイスとの互換性を持つThunderbolt 3の採用などだ。

今回刷新された新しいMacBook Airは、そのすべてを備えている。その上、iMac Proおよび、MacBook Proの本年度モデルから採用されているApple T2チップによる、メインプロセッサとは独立した暗号化機能を持つコントローラによる、秘匿性が極めて高い起動プロセスやデータ暗号化機能なども提供する。

1世代も2世代も構造的に遅れていたMacBook Airだが、ここでやっと最新プラットフォームとなったことになる。MacBook Airに搭載されていないのは、OLEDをファンクションキーに使うTouch Barと、周辺の色温度の合わせて色温度を調整するTrue Toneぐらいだろうか。

未発表のインテルプロセッサを搭載

現地発表会後にMacBook Airに触れてみた。12インチディスプレイを備えるMacBookをより洗練させたような構成というのが率直な感想だ。

画面サイズは従来のMacBook Airと同じだが、底面積は17%コンパクトになっている。内蔵フラッシュストレージは60%高速化された(筆者撮影)

13.3インチディスプレイの精細度は2560×1600ピクセル画素で画素密度は227PPI(1インチあたりの画素数)である。これは12インチMacBook(226PPI)とほぼ同じで、そのまま画面サイズが拡がったと考えればいいだろう。実際の使用感としても、色再現域や見た目の印象はほぼ同じだ。

搭載プロセッサは1.6GHz動作のデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)で3次キャッシュメモリは4Mバイトと発表されているが、実はこのスペックを持つインテル製プロセッサは、インテルのデータベース上に(少なくとも執筆時点では)存在していない。

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