詳報!新型iPadProは「魔法の仕事道具」だ 「両手の指」でアプリをまたぐ操作が可能に

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6月5日の基調講演ではアップルのCEO(最高経営責任者)、ティム・クック氏も登壇(著者撮影)

アップルの世界開発者会議「WWDC 2017」が6月5日(米国時間)に開幕した(6月9日までの日程)。今年はサンフランシスコからサンノゼへと会場を移し、5300人の参加者が75カ国から集まった。

初日の朝に行われた基調講演では、アップルのソフトウエアの刷新を中心として、6つのアナウンスが行われた。簡単にまとめると以下の通りだ。

6つのアナウンスとは?

1)tvOS 11発表。今年後半からApple TVでのAmazonビデオのサポート

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2)watchOS 4発表。Siriを活用した文字盤の追加や、ジムのマシンとの連携が発表された

3)macOS High Sierra発表。MacBook、MacBook Proの刷新、iMacの刷新、iMac Proの発表。

4)iOS 11発表。機械学習や拡張現実(AR)環境への対応を強化

5)iPad Pro 10.5インチモデル発表。12.9インチモデルを刷新

6)HomePod発表。Siriを利用するスマートスピーカーとして米国・英国・豪州で12月に発売

今回発表された4つのOSは、開発者向けに当日からプレビュー版の配信が始まり、6月下旬からは登録したユーザーに対してパブリックプレビューが配信される。また、正式版は秋に配信され、無料でアップグレード可能だ。

アップルは今回の発表を通じて、開発者にSiriや機械学習、AR(拡張現実)を活用したアプリの開発を促進させる狙いが透けて見える。テクノロジー業界の巨人、グーグル、アマゾン、フェイスブックが積極的に取り組む分野であり、アップルも当然研究開発を進めていたが、アップルは自身が提案するだけでなく、WWDCに集まる開発者に対して、こうしたテクノロジーを活用するよう呼びかけた。

アップルはiPhone向けにApp Storeを開設して以来、開発者のアイデアによる魅力的なアプリを、iPhoneの魅力として活用してきた。WWDC 2017でも、引き続き、アップルが開発者とともに歩む姿勢を強調した。

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