新型MacBookAir、「8年ぶり全面刷新」の衝撃 iPadProの新製品も登場、買うならどっち?

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異なる特徴のプロセッサが4種類も混在したA12X Bionicと、インテルCore iプロセッサは、そもそもの製品の作り方が異なるということだ。

その結果、iPad Proはパーソナルの情報処理ツールとして、より先鋭的な製品になっている。

ビジネスパースン向けツールとしても魅力が向上

今回の発表会には世界中から、さまざまなアーティストやクリエイターも招待されていた。そのうちのひとり、漫画家の鈴木みそさんに感想を尋ねてみた。

新しいiPad Pro。いずれも従来よりコンパクトになっているが、画面がギリギリまで拡げられているため、表示面積は増えている(筆者撮影)

新しいiPad Proは筆圧検知の幅が広く、軽く描いた時の硬めのタッチから、さらに押し込んでいくと柔らかく筆のように滑らかさで太くなるなど、極めてフレキシビリティの高い感触で、そのソフトタッチが”描きやすい”と感じたそうだ。鈴木氏はiPad Proだけでなく、ワコムのペンタブレットで20年に渡って漫画を描いてきた他、Surfaceシリーズなどでも絵を描いている。

なお、同時発表された新しいApple Pencilは転がりにくいようにフラットな面ができたほか、本体のタップでツールを切り替える仕組みや、マグネットでiPad Proに装着するとワイヤレス充電されるなど新しい要素が追加されているが、性能そのものにが変化しているという情報は(現時点では)得てない。

もっとも、筆者はその部分を評価する立場にはないため、ここではビジネスパースン向けツールとして、モバイル用ノートPCとどちらを選ぶか?という視点で見ていこう。iOSはスマートフォン用を出発点としており、iPadも長らくは(どちらかと言えば)受け身でネットサービスを使うための道具として使われてきた。

しかしiPad Proとなり、さまざまなクリエイティビティの道具として使われるよう改良が重ねられてきた。マルチウィンドウでの作業や、異なるふたつのアプリ間でのドラッグ&ドロップによるデータ連係、通知機能を起点にした即時応答するユーザーインターフェイスなどの機能が加わった。

さらに、マイクロソフトのOfficeがほぼフル機能で動作するなど、一般的なオフィスワークを含めた作業がiPad Proで過不足なく利用できる。

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