「結婚できない彼」にハマった39歳女性の悩み 「腐れ縁」が新しい出会いを阻んでいる

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1人になるのは寂しい。いないよりはいたほうがいいと思って過ごしてきたが、それは実りのない時間であったことに気がついた瞬間だった。本命が現れるまで寂しさを埋めてくれるお守りが、実は新しい出会いを阻んでいたのだ。

「彼と別れ話をして、連絡先も携帯から削除しました。別れてみたら、びっくりするくらい身が軽くなって気持ちが晴れ晴れとした。自分は器用に恋愛ができると過信していましたが、本当は不器用な人間だったんです」

紆余曲折の人生から導き出したこと

彼と別れてから大手結婚紹介サービスに登録をし、5カ月間そこを利用してみた。

「月に8人紹介してくれて、20人申し込めるというサービスでした。5カ月で40人くらいに会いました。ただ、そこは、年収で人柄を判断しないというのがポリシーで、年収が出ないんです。登録されている情報も大まかで、お見合いすると、イメージしていた人とは違うことが多くて、1度か2度お食事をすると交際終了になってしまいました」

ならば、仲人型の結婚相談所に登録をし、年齢、学歴、年収、家族構成、同居の有無など、ある程度の情報がしっかりとわかったうえで会ったほうが実りある成果を生むのではないかと、私を尋ねてきてくれた。

「コリドー街にフラッと行って、仲良くなって電話番号を交換する。それが100%悪いとは言わないけれど、軽い出会いには軽い結果しか待っていなかった。お見合いで出会う方達って、堅物でまじめで面白みはないかもしれない。でもそういう人が、結婚をまじめに考えているんだと思うんです。真剣に向き合おうとすればするほど、臆病になるし慎重になる。いい加減でいいやと思えば、いくらでも調子のいいことを言える。ちょっと堅物なくらいのまじめな人に出会って、妥協点を見つけながら、結婚できる人を探していきたいと思っています」

由美香の婚活の新しい幕が開いた。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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