チョコと「みそ・昆布・梅干し」の不思議な関係 お酒とのマリアージュが前提のチョコとは?

印刷
A
A
アトリエアールガッドの酒のマリアージュ専用チョコレートは、目下、国内およそ100のバーで提供されている。写真は新宿三丁目の「バー リベット」にて(編集部撮影)

ギフトに格好のチョコレート。イベントの多い秋冬シーズンでは需要もひときわアップする感がある。もっともこれは購買欲の問題だけでなく、真夏の暑さのなかでの温度管理の難しさなど、供給側の理由もあるようだ。

チョコレートの国内の消費量を見ると、2017年は約27万4000トン(前年より1万3620トン増)。国内消費量は30年以上前からほぼ一貫して伸び続けており、30年前は1人当たり年間1.5キロ程度だったところが、現在は2キロ以上食べている計算になる(日本チョコレート・ココア協会の調べ)。

お酒とのマリアージュが前提

有名パティシエによる高級チョコレート、豆から一貫製造のBean to Bar、健康への作用を前面に出した商品など、嗜好も多様に広がってきた。
新たな商品のアイデアも次々と生まれている。そんななか、「BAR専用チョコレート」としてひそかに存在感をアピールしているのが須藤銀雅氏による「アトリエAirgead(アールガッド)」だ。

氏のチョコレートには、いくつかの特異な点がある。まず、バー専用をうたっていることからもわかるように、お酒とのマリアージュを前提としていることだ。素材も面白い。たとえばみそ、昆布、梅干しといった、とても洋菓子とは思えない材料が使われている。

そして、最も変わっているのが、バーへの卸売りのみで、一般への小売りを一切しないことだ。つまりターゲットはお酒好きで、しかもバーを利用するような人。そこまでニッチなゾーンを狙って、経営は大丈夫なのだろうか。

次ページバー専用チョコレートの着想
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT