チョコと「みそ・昆布・梅干し」の不思議な関係

お酒とのマリアージュが前提のチョコとは?

弘前の店舗で販売しているチョコレート。パッケージには「浪漫須貯古齢糖」とある。左から苺ハーブ、柚子紅茶、木苺トンカ、ナツメグシナモン、メープル。バー専用と同様、味と香りの相性のよい食材を組み合わせてある(筆者撮影)

「表現の幅が広がり、『味』という強みをさらに強化できると考えています」(須藤氏)

須藤氏自身は東京のアトリエに残り、現在、アトリエでチョコレート作りを手伝ってもらっている従業員に弘前の店舗を任せる予定。

なお新店舗を構えた弘前市は須藤氏の地元でもあるそうだ。

誰かのためになる仕事をしたい

「もともと、事業を行うなら『誰かのためになる仕事をしたい』という思いがありました。バー専用チョコに関しては、バーテンダーが喜んでくれることや、さらに業界全体が盛り上がってくれることが励みになっています。弘前の店舗も同様に、地元の活力になりたいという気持ちがあって始めました。東北にはまだBean to Barの店はありませんので、地域の付加価値になります。それに、寒いところのほうがチョコレートを食べたくなりますよね」(須藤氏)

ブランド名は「ロマンスチョコレート」。弘前市には明治・大正期の洋風建築が残り、ロマンチックな風景が多いことからの着想だ。商品パッケージにも自らの撮影による風景写真を採用した。青森産の食材を使ったり、地元の企業とコラボレーションするなど、地域貢献できるような仕掛けも考えているそうだ。

バー専用という、究極のすき間ニーズを狙って成功してきた須藤氏。一般売りとなると、先鋭的なカラーはやや薄まる。また、拠点・従業員も増え、コストについてもこれまでとは大きく違ってくる。成功を持続できるかどうか、今後が勝負となるだろう。

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