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【激安の理由】キリン「生茶」がわずか65円!値上げラッシュの中、小売店で格安飲料がズラリと並ぶ・・・飲料メーカーが抱える“ジレンマ”とは?

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値上げを繰り返す飲料メーカー。だが、スーパーやドラッグストアでの店頭では100円未満の商品も少なくない(記者撮影)

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【配信予定】
6月18日(水)キリン「生茶」が65円!物価高でも飲料激安な理由
6月20日(金)コカ・コーラと伊藤園、「値上げ」で分かれた明暗(仮)
近日配信   縮小する自販機、コカ・コーラとサントリーの生き残り戦略(仮)
近日配信   サントリー食品、国内トップが語る「飲料の今と未来」(仮)

「お買い得!」「新生活応援!スプリングSALE」「対象のドリンクを買うごとに50円引きクーポンプレゼント」――。

小売店の陳列棚にところ狭しと並ぶ、色とりどりの清涼飲料。春の新商品やリニューアル品が、割引をアピールするカラフルなPOPで飾り付けられている。

値上げしても激安な不思議

5月下旬、都内のとあるドラッグストアでは、キリンビバレッジの緑茶飲料「生茶」(525ミリリットル)が税抜65円、あるスーパーではサントリー食品インターナショナルのコーラ飲料「ペプシ 生」(600ミリリットル)が同88円で販売されていた。メーカー希望小売価格の各税抜180円からはいずれも大きくかけ離れている。

ここ数年、原材料高の深刻化を理由に、飲料メーカーは機動的な値上げに踏み切っている。特に2022年以降は大手各社が毎年価格改定を実施しており、サントリーは2024年10月に販売品目全体の7割に当たる計188品で希望小売価格を6~32%引き上げた。さらに、今年10月には9割強に当たる234品目を6〜25%改定を予定するなど、大規模な値上げが続く。

にもかかわらず、小売りの店頭でこんなに安く飲み物が手に入るのはなぜか。

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