
値上げを繰り返す飲料メーカー。だが、スーパーやドラッグストアでの店頭では100円未満の商品も少なくない(記者撮影)
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6月18日(水)キリン「生茶」が65円!物価高でも飲料激安な理由
6月20日(金)伊藤園とコカ・コーラ、「値上げ」で分かれた明暗
6月25日(水)コカ・コーラ1本200円!自販機ビジネスの限界
6月27日(金)サントリー「飲料シェアと利益」で揺れるジレンマ
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「お買い得!」「新生活応援!スプリングSALE」「対象のドリンクを買うごとに50円引きクーポンプレゼント」――。
小売店の陳列棚にところ狭しと並ぶ、色とりどりの清涼飲料。春の新商品やリニューアル品が、割引をアピールするカラフルなPOPで飾り付けられている。
値上げしても激安な不思議
5月下旬、都内のとあるドラッグストアでは、キリンビバレッジの緑茶飲料「生茶」(525ミリリットル)が税抜65円、あるスーパーではサントリー食品インターナショナルのコーラ飲料「ペプシ 生」(600ミリリットル)が同88円で販売されていた。メーカー希望小売価格の各税抜180円からはいずれも大きくかけ離れている。
ここ数年、原材料高の深刻化を理由に、飲料メーカーは機動的な値上げに踏み切っている。特に2022年以降は大手各社が毎年価格改定を実施しており、サントリーは2024年10月に販売品目全体の7割に当たる計188品で希望小売価格を6~32%引き上げた。さらに、今年10月には9割強に当たる234品目を6〜25%改定を予定するなど、大規模な値上げが続く。
にもかかわらず、小売りの店頭でこんなに安く飲み物が手に入るのはなぜか。
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