30歳看護師「激務で薄給」に耐える彼女の現実

精神科勤務、夜勤続きでも手取りは月24万円

精神科に勤務する彼女のリアルを追います(写真:アカネさん提供)
会社員一本、あるいは副業をしている人、結婚して家庭に入った人、夫婦共働きの人、事業を起こした人、フリーランスで活動している人など、人によってその働き方はさまざまだ。
一般的に30歳は節目の年と言われている。今の30歳は1987年、1988年生まれ。昭和生まれ最後の世代でもある。物心がついたときにはバブルが崩壊し、その後は長い不況にさらされた。就職活動を始める時期にはリーマンショックが起こり、なかなか内定が出ない人も多かった。また、「ゆとり世代」の走りでもある。
景気の良い時代を知らない現在の30歳は、お金に関してどんな価値観を抱いているのか。大成功をした著名な人ばかり注目されがちだが、等身大の人にこそ共感が集まる時代でもある。30歳とお金の向き合い方について洗い出す連載、第5回目。

習い事に明け暮れた子ども時代、本当は遊びたかった

関東の某精神科で看護師として働くアカネさん(仮名)。この日は夜勤明け、インタビューに応じてくれた。北関東出身の一人っ子で、両親はそろって教師。親が教育熱心だったため、テストでは必ず上位に入っていないと厳しく怒られた。小学生の頃は剣道、書道、ピアノ、英会話、水泳など習い事をかけもちし、放課後や土日は習い事に時間を費やした。

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「周りの子たちは学校が終わるとランドセルを置いて遊びに行っていたのが、とてもうらやましかったです。自分がやりたかったというより、親が習い事をさせていました。辞めたくても辞めさせてもらえませんでした。お小遣いももらっていなかったし、何かをねだることもなかった覚えがあります」

中学は国立を受験。音楽部に入り、文武両道に努めた。中学時代は、遊びに行くときのみお小遣いをもらい、高校に進学すると月5000円のお小遣いをもらうようになった。それで、興味のある本やファッション誌を購入した。

当時は『Popteen』や『PINKY』『Seventeen』といったギャル系ファッション誌の全盛期。アカネさんもギャルっぽい肌の露出の多い服を着たかったが、親から「そんな格好はダメ」と眉をひそめられた。親にファッションを制限されてはいたが、ちょっと背伸びをしてファッション誌『CanCam』に載っているようなOL系ファションブランドを好んで着ていた。

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