
いじめられても、いじめっこの行く末なんて知れてる
「フリーランスという手もあったけど、なめられたくないなと思って法人にしました」
こう語るのはPR会社を設立して1カ月の友美さん(30歳、仮名)。ゆったりと巻いた茶髪の彼女は、バリキャリ女性の香りをムンムン放っている。友美さんは東北地方の片田舎出身。父親は大手企業のサラリーマン、母親は医療関係のパートをしており、妹と今は亡くなったが祖母と暮らしていた。

「よく家族旅行に行っていたし、余裕がない家ではなかったとは思います。でも、なんでもかんでも買ってもらえるわけではなく、『テストで3番以内に入ったらゲーム買ってあげるよ』とか、ピアノや書道などの習い事もしていたので『地元の書道展で1等になったら買ってあげるよ』とか、モノにつられて勉強を頑張っていました。だから、成績はつねに上位でした」
両親のことをとても尊敬しているという友美さん。食事マナーや立ち振る舞いのしつけも厳しく、箸の持ち方がおかしかったり、電車内で大股を開いて座っている人を見かけたりすると違和感を抱く。
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