知らないと損する、万が一の「休職のルール」 傷病手当金の平均支給期間は約5.5ヵ月

✎ 1〜 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 21
拡大
縮小
どんなときに、どのくらい休職できるか把握していますか?(写真:saki / PIXTA)

普段元気に働いている方でも、急な病気やケガで働けなくなるリスクはつきものです。そうしたときの、心強い味方が会社の休職制度です。実は、この休職制度は法律で定められたものではなく、会社が独自にルールを定めているものです。休職制度を設ける場合、雇用者は労働契約の締結に際し、休職に関する事項を明示しなければなりません。

休職事由や期間は会社ごとに異なる

どんなときに、どのくらい休職できるか、あなたはすぐに答えられるでしょうか? これを知る方法は、就業規則を確認することです。

この連載の一覧はこちら

休職でいちばんよく知られているのは、私傷病に起因するものですが、それ以外にも、留学などの自己啓発休職、出向休職、起訴休職など、会社ごとにさまざまな休職理由が定められています。

休職期間も、全社員一律の場合もあれば、勤続年数や役職などに応じて期間が変動する場合もあります。短いもので3カ月未満から長いものでは2年程度まで、幅広く規定されています。

次ページ近年増加するメンタル不全による休職
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT