吸引力も高くなり、さらに長時間の駆動に対応。そして、ふとん用ノズルやすき間ノズルなど、多彩なアタッチメントも付属しており、メインの掃除機として活躍できる。
上位モデルの「MC-SBU820J」には専用スタンドも付属しており、スタンドから取り外すだけでさっと掃除ができるので使いやすかった。国産メーカーのコードレススティック掃除機の中で、パナソニックが本命に躍り出たといえるだろう。
レイアウトを一新してさらにパワーアップしたダイソン
2016年に「Dyson V8」を発売してから2年、早くもフルモデルチェンジをしたのがコードレススティック掃除機市場で圧倒的なシェアを占めるダイソンだ。3月20日に発売した「Cyclone V10 Fluffy SV12FF」(実勢価格6万980円)は新型となる「ダイソンデジタルモーターV10」を搭載し、さらにクリアビンとサイクロン部分のレイアウトを縦向きに変更したモデル。この改良により、吸い込んだ風の流れがより直線的になり、パワーが増したとしている。また、バッテリー稼働時間が伸び、最大60分間使えるようになったのもポイントだ。
実際の使用勝手もいい。従来モデル同様、電源スイッチはトリガータイプで、引いている間だけモーターが回転する。フローリングの床で掃除を始めると、細かなゴミに加えて、やや大きなゴミもしっかりと吸い込むことができた。ナイロンフェルト性のフラフィヘッドは床への密着性が高く、さらに柔軟性があるため、大小のゴミも難なく吸い込める。
本体構造が変更されたことによって、変わったのがゴミの捨て方だ。従来モデルのクリアビンは本体を横にしたときに底になる部分が下に位置していた。しかし、V10ではクリアビンの向きが本体と同じ向きとなり、ゴミを捨てる底面からホースが出ている形となった。このためハンドルを持ってクリアビンのレバーを引いてゴミを捨てるのは体勢的に楽になった。
しかし、同時にゴミを捨てるときは必ずホースやヘッドを外さなければならなくなった点は気になる。従来モデルでも床掃除用のロングホースはゴミ捨て時には外していたが、「V10」はハンディとして使っているときも、ノズルを外す必要がある。この辺りは従来モデルからの買い替えユーザーは若干、戸惑いそうだ。
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