2018年も下半期に入り、年末商戦をターゲットに定めた家電製品が続々と発表が続いている。中でも注目が集まっているのが掃除機市場で、主戦場となっているのがコードレススティック掃除機だ。調査会社GfKが発表した2018年上半期家電・IT市場動向によると、キャニスター型やロボット型の出荷数が減少しているのに対して、コードレススティック掃除機は前年同期比で約24%増加。数量構成比でも43%と過半数近くを占めるようになっている。
今年は国内主要メーカーの多くが新型モデルを発表しており、さらにダイソンも約2年ぶりとなる新型コードレススティック掃除機を発売するなど盛り上がっているのだ。
アメリカではダイソンを抑えてシェアトップ
コードレススティック掃除機カテゴリーにおいて2018年のトップニュースのひとつが、北米市場で掃除機シェアナンバーワンを誇るメーカー「シャークニンジャ」が日本市場に参入したことだ。日本人の体格に合った日本向けモデルを新たに開発して投入するという本気ぶりだ。
7月に発売されたシャークニンジャの日本参入モデル「EVOFLEX S30」(実勢価格6万9800円)のいちばんの特徴は、ワンタッチで本体が半分に折れる構造。これにより、コンパクトに収納できるほか、ソファやベッドの下もアタッチメントを切り替えることなく、スムーズに掃除できるとしている。
発表会において「EVOFLEX S30」を実際に触ってみたが、独自性が高く、吸引力も十分で満足もできる性能だと感じた。ただし、同時に使用時重量で約3.3キロはやや重いとも感じた。男性が使うなら問題はないが、日常的に女性が使うのはやや負担がありそうだ。
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