東大生が厳選「語彙力がグングン伸びる」3冊

退屈な参考書も「読み方」を変えれば効果倍増

漢字ドリルに載っている「ちょっと難しい言葉」を、英語では何というのか考えてみる。そういう訓練をすると、語彙力を磨くことができます。そのときに、「言葉の意味」もセットで載っているこの『生きる漢字・語彙力』は非常に使い勝手がいいのです。

『新明解類語辞典』

普段使わない「類語辞典」は語彙力アップの最強兵器

2冊目は「類語辞典」です。僕は『新明解類語辞典』(中村明編、三省堂)を使っていました。

みなさんは、類語辞典って使ったことありますか? 僕は2浪して語彙力の必要性を意識するまで、正直使ったことがありませんでした

だって、類語辞典って使いどころが難しいと思いませんか? 普通の辞典なら「この言葉の意味ってなんだろう?」と思ったらすぐ引けばいいわけですが、しかし「この言葉の類義語はなんだろう?」と考えることって少ないですよね。というか、そんなことを思ったことのある人のほうがまれだと思います。だからこそ、類語辞典は使いどころが難しい辞書です。

しかし実は、類語辞典を使って類義語を調べるのは、手っ取り早く語彙力を身に付ける最適な方法なんです。どれとどれが同じ言葉で、どういうふうに使い分けられているのかを理解できます。

たとえば「日和見主義」の類義語はなんだろうと調べて「事大主義」「御都合主義」などの類義語を理解し、その使い分け方も同時に調べる。「この言葉とこの言葉は一緒なんだ!」と言葉同士のつながりを理解し、言葉のネットワークを作っていくと、多くの語彙をいっぺんに身に付けることができるようになるのです。

類語辞典は、違う言葉にジャンプするために使う

僕は類語辞典を、「その言葉の類義語」を調べ、さらにその類義語を他の辞書で調べるために使っていました。「え!? 類義語なのに、わざわざもう1回調べる必要あるの?」と思う人もいるかもしれませんが、これが意外と有効です。言葉が変わると、たとえ類義語でも説明が結構変わったりするのです。

たとえば日和見主義は「自分の都合のいいほうにつく態度」といった説明がなされていますが、その類義語の事大主義は「勢力の強いほうに付き従う態度」とった説明になっています。微妙に意味が違いますね。

また、意味が1つだけという言葉は、あまり多くはありません。むしろ2つか3つの意味があるほうが多く、そしてその意味の中の1つが類義語となっていることが多いんです。

この「日和見主義」にも2つほどの意味が存在し、そしてその中の1つが「事大主義」と類義語になっているのです。だからこそ「日和見主義」と「事大主義」は同じ部分もあれば違う部分もあり、双方を調べる価値があるわけです。

次ページ「語彙力チェック」は、この1冊
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