語彙力がない子は「全教科の成績」が伸びない 東大生が断言!「問題文が読めない子」も多い
「Aの出来事が端緒となりBが発生し、Bの出来事はCと呼称されるようになった」
と、黒板や教科書に書いてあったとおりにノートに書けても、「端緒」「呼称」をぼんやりとしか理解できていないために、
「Aの出来事→Bの出来事=C」
とまとめられない。だから何と何がつながっていて、何と何が同じなのかがわからない。語彙力がないがゆえに、自分でかみ砕いて理解することができないのです。
「構造化」こそ最高の勉強法だ
先日、東大生6人と飲み会に行った時に、「どういう勉強がいちばん効果があるか」という話になったのですが、その結論は「知識を構造化する勉強」でした。
何と何がつながっていて、どことどこが類似で、どれとどれが反対なのか。そういった「事象を構造的に理解していく勉強」がいい、ということです。そして多分、そんな勉強をできなくするいちばんの要因が「語彙力が欠けていること」なのだと思います。どう関連しているかを言語化するだけの語彙力がないから、構造化できないのではないでしょうか。
他人にも自分にも説明できない。こんな状態で勉強しても、問題も解けませんし、理解を深めることもできません。語彙力がないがために、どんなに勉強しても意味がない状態になってしまうのです。
語彙力が欠けていることの恐ろしさ、わかっていただけたでしょうか。
誤解しないでほしいのですが、語彙力というのは鍛えようと思えば鍛えられるものです。実際、僕も必死で鍛えました。前回の「東大生が絶賛!『電子辞書』は最高の学習ツールだ」でも紹介したように、電子辞書をフル活用して語彙力を上げることもできますし、また最近では語彙力を高めるための本も多く出版されています。ぜひ、「語彙力」を鍛えてみてください!
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