語彙力がない子は「全教科の成績」が伸びない 東大生が断言!「問題文が読めない子」も多い
多くの方は語彙力は「国語」でしか必要にならないと考えているかもしれませんが、そうではありませんでした。国語以外の科目のほうが、実は語彙力が必要になるんです。
そして僕は、受験に限らず、実は日常生活においても、本当は語彙力が求められるのだということも痛感しました。
なぜ語彙力がないと成績が伸びないのか? 日常生活においても語彙力が必要になるのはなぜなのか? 今日はその3つの理由をお話させてください。
なぜ「語彙力」があらゆる教科に必要なのか
文章を読んだり、語彙が問われたりする「国語」で語彙力が必要になることは皆さんもご理解いただけると思います。しかし、語彙力がないと、それ以外の科目でも成績が上がらないのです。
それがいちばん顕著なのは「英語」です。英語って、「日本語の語彙力」がないと絶対に伸びないんです。
日本語の語彙力がないと、まず英単語の意味がまったく頭に入ってきません。たとえば「suggest」という言葉の意味は「示唆する」ですが、まず「示唆する」の意味がわからない、という方だっていらっしゃいますよね? 僕もそうでした。「示唆する」の意味がわからないから、ずっとsuggestという言葉を覚えられませんでした。
そんな状態だと、せっかく和訳してもその和訳の意味がわからないから問題には答えられないなんてこともあります。「suggestが示唆だとわかってはいるんだけど、でも示唆って具体的に何したんだよ!?」なんてこともあります。そんな風に、英語が理解できない理由は「日本語の語彙力がない」ことである場合が多いんです。
これは予備校の英語の先生から教えてもらったことなのですが、英語でどんなに頑張っても偏差値55以上に到達できない子は、語彙力がないことが原因になっていることが多いのだそうです。
語彙力がないから英語を日本語に直せず、またかろうじて直せたとしてもその日本語が理解できない。そういう子は、語彙力がないためにどんなに英語を頑張っても成績が上がらないのだそうです(ちなみに僕は完全にこのパターンでした)。
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