「これほど2秒前にタイムスリップして戻りたいと思ったことはないです」と話すのは、不動産会社に勤めているEさん。
出先から直帰したいと思ったが、「部長が帰らないと帰れない雰囲気がある」ことから、同僚に「部長、もう帰った?」と確認のメールを送ったという。
「ところが、同僚にメールを送ったつもりが、送り先を見ると、なんと部長の名前が。しかも、直後に、部長から『まだいます』と返信が来ました」
余談だが、筆者も「取材先との調整がうまくいかず困っている」と編集部宛てに書いたメールを、その取材先に送ってしまい、真っ青になった経験がある。業務に関するメールの宛先は、送信前にしっかり確認しよう。
「ちゃんと訪問していると言うのですが、売り上げ状況を見ると、どう考えても足を運んでいない。問いただすと、やはり行っていませんでした」と話すのは、医薬品メーカーでマネジャーをしているHさん。新人の部下が特定の病院にまったく行かなくなってしまったという。
「あれこれ言い訳するのですが、本当の理由は、どうやら少し対応が遅れたときに医師にしかられたことだったようです。しかし、それで行かなくなったら、営業は務まりません」
営業はしかられるのがつきもの。苦手な人から逃げていては自分も成長しない、と前向きにとらえることが大切かもしれない。
アポの予定は再確認を
商談や訪問先が増えてくると起こりがちなのが、アポの勘違い。
「アポをとってお客様のところに訪問したら『約束していないよ』と言われた。メールを確認したら、その日は別のお客様にアポをとっていたことが判明。そのお客様には笑われ、アポをとったお客様には怒られ、さんざんでした」(オフィス用品販社・Iさん)のようなことは、誰でも一度はやることだ。
アポイント先と日時は、前日に改めて確認するのが鉄則。また、初めてのお客様で、事業所が複数ある場合は、「行けばわかる」と考えずに、どこに訪問すればいいかを、事前に確認しておきたい。
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