50歳で出世できず、憂鬱な人に教えたい心得

会社だけが人生じゃない、頭を切り替えよう

「出世=できるヤツ」ではない(写真:stockstudioX/iStock)

五十路の壁とは、50代にぶつかる人生の壁のことだ。これは確かにある。

私自身、49歳で第一勧業銀行(現・みずほ銀行)を退職した。今、50代を振り返ってみて、「きつい壁だったなぁ」とつくづく思う。よく乗り越えられたな、と自分自身感心するほどだ。

拙著『会社人生、五十路の壁 サラリーマンの分岐点』でも伝えているが、五十路の壁は、突如、目の前に立ちはだかる。ここでは、2つの「五十路の壁」について、考えてみよう。

出世街道は「外れるが勝ち」 ある大手新聞記者の場合

五十路の壁①――役職定年の壁

生涯一記者。いい言葉だ。私の友人には新聞やテレビの記者が多い。広報をしていたからだ。

記者は記事を書くために新聞社やテレビ局に入社するのだが、いつの間にか記事を書くことをやめる者が多い。取材現場を離れ、デスク、局長、次長などと管理職になっていく。役員になる者もいる。マスコミといっても普通のサラリーマン社会と同じだ。

管理職になった者は、記事を書かなくなる。デスクとして記事をチェックをすることはあるだろうが、基本的に書かない。

「編集委員」というポストがある。社内フリーランス記者のような立場だ。自分の専門、たとえば経済、健康、環境などの問題に関して記事を書く。しかし、私のように毎日原稿に追われることはないようだ。月何本書かねばならないというノルマもないという。

ある友人記者が経済部長のポストを外れ、編集委員になった。

「出世街道から外れました」

彼は私に嘆いた。

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