さよならホームランのように、試合を終わらせるものにはwalk-offを付けて表現することができます。そのまま訳してgame-endingのように言ってもいいでしょう。面白いのは、満塁ホームランはhome runではなく、grand slamと言うことがほとんどですので、覚えておいてください。さよなら満塁ホームランならwalk-off grand slamやgame-ending grand slamとなります。
「~回」は日本語でも「イニング」と言うことがありますので、知っている方も多いと思いますが、意外に知られていないのが、「表」や「裏」。これは、topとbottomを使って表します。
この例文のthe bases loadedというのは、すべてのベースが埋まっているという意味で「満塁」という意味です。こうやって用語を押さえていくだけで、もう英語で野球の解説が聞けそうな気がしませんか? 野球を知っていれば、意外に難しくなく意味を追っていけるはずです。
二刀流は英語にすると?
タロウさんと野球の話で盛り上がっていると、都内の大学に通っているというジロウくんが寄って来て、「野球の話ですか?」と輪に加わってくれました。
すると、ジロウくんに「エンゼルスの大谷選手みたいな『二刀流』は英語でなんていうのですか?」と聞かれました。大谷選手がエンゼルスに移籍したころのニュースや新聞などでは、
(日本の二刀流スター、大谷翔平選手は、ロサンゼルスエンゼルスを、次にプレーをするチームとして選んだ)
という感じで、two-way playerとかtwo-way starのように書かれていました。宮本武蔵のような両手に武器を持って戦う「二刀流」はdual wieldingといい、dual-wielding samurai 「二刀流で戦う侍」やdual-wielding fighter「二刀流で戦う戦士」、dual wielder「二刀流で戦う人」などの表現に使われます。でも、大谷選手はバットを2本両手に持ってボックスに立つわけではありませんので、彼にdual wieldという表現は使うことはできません。
(侍などの)二刀流 dual-wielding fighter
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