「学校基準のいい子」でない子をどうすべきか

「ご家庭で指導を」に悩む親は少なくない

そこで考えるべきは「家庭内での対応」ですが、具体的にはどうすればいいでしょうか。「苦手なことでも我慢して継続するように」と学校から言われた場合の対応は、通常、次の3つに分かれます。

・学校からこう言われたと、同じことを子どもに言う。または書いてあることをそのまま伝える→(×)

・同じことを言ったうえ、追い打ちをかけるように、「だからいつも言っているでしょ!」と声をかける。さらに駄目押しで「ちゃんとやりなさい!」と子どもが絶対に行動を起こせない言葉で終わる→(××)

・書かれたコメントについては、触れない→(○)

先生のコメントを子どもにそのまま伝えたところで、失敗する可能性が非常に高いでしょう。教育のプロや、モチベーションアップの専門家、コーチングやカウンセリングのプロであれば、子どもとの対話を通じて上手に気づきを与えたり、引き出したりしますが、プロでない一般の人ではなかなか難しいと思います。下手なことをして逆効果になるくらいなら、「触れない」が最も無難です。

回り道をしながら、やんわりと伝える

「でもそれだと、いつまでも改善しない」と思われることでしょう。ではどうするか。「こうしなさい」と子どもに直接的に言って改善することは難しいでしょうから、すこし回り道をしながら、やんわりと伝えていく方法をとります。

ここで重要なことがあります。それは、親のスタンスを明確にすることです。多くの場合、親は先生から今泉さんが受けたようなコメントを受け取ると、ショックを受け、落ちこんでしまいます。今泉さんもそのお一人であることが書かれていますね。でも、スタンスがブレると、子どもにも伝わります。それでは子どもも納得しないでしょうから、まずはブレないと決めましょう。

そのうえでですが、親のスタンスは次のまったく異なる2つの考え方に分かれると考えています。どちらが正しいとか、間違っているという問題ではありません。考え方の問題です。ですから自分はこちらのほうだと思われる場合を参考にしてみてください。いずれも筆者が過去に保護者から相談を受け、アドバイスした結果、効果があったと思われる方法を挙げてみました。

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