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行動が早いか遅いかは、パーソナリティの問題
勉強となると、どうしても「時間内」に終わるかどうか、ということが気になりますよね。特に中学受験では、やることが多いため、もたもたしているといつまでたっても終わらず、親が焦る気持ちもわかります。ストップウォッチを使って訓練するという方法もなくはありませんが、本質的にはたいして変わりません。
行動が早いか遅いかは、個人的なパーソナリティの問題で、その人のリズムなのです。ですから勉強で遅い子は、そのほかの行動でも遅く、食事も着替えも遅い傾向にあります。大好きなことに対しては特別な行動スイッチが入るため、例外的な行動をとる場合がありますが、基本的にはその子のリズムは変わりません。
そのように生活リズム全般が遅い子の行動を早めようとしてあれこれ画策すると、さまざまな部分でリズムが狂い始めます。特に早くやらせようして親がとる言動の1つに「早くしなさい!」という言葉があります。この言葉はかなりの“くせ者”で、この言葉を使ったところで、子どもの行動が変わるはずもないのですが、親は言い続けてしまうのです。
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