テスラの最新サプライズ「上海で年産50万台」

初の海外工場新設で生産能力は倍増へ

記念写真に収まる上海市の応勇市長とイーロン・マスクCEO(写真:上海市人民政府/ REUTERS)

[上海(ロイター)] - テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏は7月10日、上海に新たな自動車工場を建設することを明らかにした。これはアメリカ国外では同社初の工場となり、この建設によって同社の世界生産量は2倍となる見込みだ。

ドナルド・トランプ米大統領が中国製品への課税を重くした報復として中国政府によって課された新たな関税によるコストを相殺するため、テスラは中国で販売する自動車の価格を引き上げたが、その同じタイミングでこの契約は発表された。

2〜3年後に年産50万台へ

上海市政府は声明の中で、工場だけでなく研究開発にも投資しようというテスラの動きを歓迎すると述べた。中国は長きに渡って、先進的電気自動テクノロジー分野における専門家と、世界的自動車メーカーによって運用される資本を、獲得しようとしてきたため、この歓迎ぶりは頷ける。

上海を訪問したマスクCEO(写真:REUTERS/Aly Song)

テスラは上海工場の建設が始まって約2年後に自動車の生産を開始することを計画しており、2〜3年後に年産50万台まで増加させていく計画だ。

このとおりに実現すれば、テスラ上海工場は、自動車業界のスタンダードでいえば、大規模工場になる。上海ではほとんどの自動車工場の年間生産台数は20万〜30万台であり、50万台という生産量はテスラがカリフォルニア州フレモントに持つ工場の年間生産台数に匹敵する。

この発表を受けて、テスラの株価は15%上昇したが、赤字の続いている同社が、それほど大規模な工場建設に必要とされる資本とスタッフを獲得できるかどうかを疑問視するアナリストもいる。

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