「美人でモテない」女性と「オフィス」の共通点 【特別対談】岩崎夏海×太田彩子

✎ 1〜 ✎ 24 ✎ 25 ✎ 26 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

美人が意外とモテない理由

太田:ええっ? 確かに私の周りにも多いですけど、なんでだろう。

岩崎:男は美人を見たときに、一瞬、好きになりかけるんだけど、すぐ心のガードが働いちゃう。どうせ彼氏いるのだろうとか。俺なんか相手にしないだろうと考えて。逆に、モテる女の人は「におい」がいいのです。

太田:におい?

岩崎:男性はにおいを意識できないんですよ。いいにおいだなっていうのを感覚で感じても、意識には上ってこない。だから、いいにおいの女の人を前にすると、「なぜだかわからないけど、この人感じいいな、好きだな」ってなる。で、恋愛に発展する。美人だと、「ああ美人だな」で終わっちゃう(笑)。

太田:じゃあ逆に、男性が女性を落とすには?

岩崎:声ですよ。女性は触覚が、男性にとっての声と同じく、感じはするけど意識には上ってこない。

太田:いい声を持つ男性はモテる?

岩崎:声というのは空気を震わす現象ですよね。その空気の振動を、たとえば太田さんの腕の産毛が受け取って、触覚が刺激されるわけです。

太田:(笑)。でも確かに、声のいい男の人は営業成績がいいし、プレゼンにも引き寄せられます。そういう人がモテるというのは納得がいきますよ。相手を魅了するのですね。

岩崎:つまり、サブリミナルな訴えかけこそが、人を突き動かしたり、内面を変えたりするってことですよ。部屋も同じ。居場所としていつも見慣れているから意識しないけど、われわれは、想像する以上に環境というものから影響を受けているのです。

(構成:稲田豊史/収録場所:天狼院書店 11月13日更新の第2回に続く)

部屋を活かせば人生が変わる
■部屋を考える会・著
■夜間飛行・刊/税込1680円
なぜ部屋を整えると、眠っていた能力が引き出されるのか。人生が輝くのか。『もしドラ』著者にして、“ハックルさん”こと岩崎夏海氏が代表を務める部屋を考える会が、家具配置の間取り図とともに、わかりやすく解説する。「洗濯や食器洗いの“動線”を作る」「掃除道具はいちばん良い場所に置く」「机には何も置かない」「シャンプーは最高級品を」といった、具体的で目からウロコの落ちる提言が満載だ。
太田 彩子 「営業部女子課」主宰

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おおた あやこ / Ayako Ota

一般社団法人 営業部女子課の会 代表理事(「営業部女子課」主宰)。早稲田大学卒業後、リクルート・ホットペッパーの企画営業として社内表彰であるMVP制度にて表彰を複数回受ける。その後独立し、ダイバーシティプロジェクトや女性活躍支援に携わり、のべ5万人以上の女性営業を支援してきた。2009年より営業女子のための応援コミュニティ『営業部女子課』を全国で展開し、営業女子の活躍を目的とした勉強会やイベントを開催。NHK「グラン・ジュテ」や日本テレビ「news ZERO」、日経新聞などメディア出演多数。代表著書に『売れる女性の営業力』(日本実業出版社)、『1億売るオンナの8つの習慣』(かんき出版)、『営業女子 働き方の基本がわかる教科書』(プレジデント社)などがある。内閣府特命担当大臣表彰「平成28年度女性のチャレンジ賞」受賞。日本政府主催「WAW!2016」アドバイザー。株式会社ベレフェクト代表取締役。アライドアーキテクツ株式会社社外取締役。太田彩子ブログはこちら。営業部女子課サイトはこちら

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事