「美人でモテない」女性と「オフィス」の共通点

【特別対談】岩崎夏海×太田彩子

チームを強化するために、リーダーである皆さんはどんなことをしていますか? もちろん、個々人のスキルアップを促したり、メンバーの結束力強化のために対話したりするのはとても大事ですが、実は、居場所・空間としての職場環境に気を遣うことが功を奏すのではないかと思います。そこで今回の「こちら営業部女子課」では特別企画として、最新刊『部屋を活かせば人生が変わる』でヘヤカツ(部屋活)という概念を提唱されている作家の岩崎夏海さんにお越しいただき、部屋、つまり環境を整えることの意義について、じっくりお話をお聞きすることにしました。収録場所は、この9月オープンしたばかりの個性派書店・天狼院書店です。

ヒントは自炊ブーム

太田:私、いわゆる「片付けられない女」なので、ご著書を拝読して、1ページ1ページ、自分のことを言われているようでした。もう本当にイタタタタって感じで。すぐ引っ越したくなりましたよ(笑)。岩崎さんが環境を整えることの大切さに気づいたきっかけは、なんですか?

岩崎:それには、本を書くに至った経緯をお話しするのが早いですね。僕、2009年に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』という本を出したんですが、これは綿密なマーケティングの下、市場が求める商品を出せた、という強い自負を持てたんです。

太田:200万部以上のベストセラーになって、社会現象化しましたよね。

岩崎:ただ、今思えばそれで自信過剰になってしまったのです。もう本の出し方はわかった、このやり方でずっと本を出していけば、定年の年くらいまでは生きられるかなと思ってしまったのですよ。

太田:あれだけ売れれば、無理もないですね。

岩崎:ところが、2冊目、3冊目を出していくと、だんだんと売れなくなっていく。突然ではなく、だんだんと。僕は今45歳なので、自分の中のトレンドが大きく変わるような年齢ではない。だから、外部要因があると思ったのです。

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