人脈を作る近道は「名刺を正しく捨てる」こと? 【特別対談】岩崎夏海×太田彩子(2)

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チーム力を強化するにあたって、たくさんのヒントが満載のヘヤカツ(部屋活)。前回は、自分の内面を変えようとせず、まずは環境(=部屋)を変えることが大事という結論に至りました。今回の「こちら営業部女子課」では、岩崎さん自身のヘヤカツ史や、かつて師事した秋元さんからの独立の理由にも話題が広がりました。収録場所は、この9月オープンしたばかりの個性派書店・天狼院書店です。

対談第一回目「美人でモテない」女性と「オフィス」の共通点はこちら

有能な上司の机はきれい

太田:コンサルティングでいろいろな会社を訪問してわかったのですが、女性部下のマネジメントが上手な男性上司の机は、決まって必要最低限のものしか置かれていないんですよ。岩崎さんの著書『部屋を活かせば人生が変わる』でも、テーブルにモノを置きっぱなしにしてはいけないと書かれていましたが、マネジメントと机の整理に因果関係はあるのでしょうか。

岩崎:ありますよ。でもその前に、どうしたらオフィスの机がきれいになるかですけど、それは実は簡単で、「部下を好きになること」なのです。好きな女の子が家に来ることになったら、部屋を片付けますよね。あれと同じです。

太田:汚かったら女性はドン引きですものね。

岩崎:好きな相手には汚いものを見せたくないでしょう。すると机は必然的にきれいになる。

太田:いつでも「家に上がっていいよ」状態にしておくという、おもてなしの心ですね。以前、女性社員のノートの取り方と机の中身を調査したことがあるのですが、仕事のできる人って、ノートは理路整然としているし、机の中もきっちり区分けされていて無駄なものがない。必要以上に持たないようにしているのです。

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