人脈を作る近道は「名刺を正しく捨てる」こと?

【特別対談】岩崎夏海×太田彩子(2)

岩崎:さらに驚くべきことに、小まめに掃除するようになったのです。3LDKもあると、広いから面倒くさくて掃除しないんですよね。それが毎日掃除するように変わった。だって簡単なんですよ。狭いから3分くらいで終わっちゃう。

太田:3LDKだと時間かかりますよね。次は窓を拭かなきゃとか、きりがないし。

岩崎:掃除するようになったら、「詰まり」がなくなって、だんだんと仕事がうまくいくようになり、自立心みたいなものも芽生え始めたのです。

太田:運気が上がっていったんですね。

岩崎:ええ。それまで秋元康さんの事務所にいたのですが、そこから独立したいと思うようになり、本を書くチャンスもいただいて。その本が『もしドラ』というわけです。

ドラフト会議をしよう

太田:人のネットワークも同じです。こういう人間関係は嫌だなあって思いながら、ため込んでいるものを引きずっていると、自分の器は今以上になれない。次のステージに飛躍したいのであれば、岩崎さんが引っ越して多くのものを捨てたように、いっそのこと付き合う人を全部変えるのも必要ではないでしょうか。

岩崎:そのとおりだと思います。

太田:私も昔、そういうことがありました。私、周囲より随分早くに出産したので、ママ友というものが皆無でした。私が子育てで孤軍奮闘している間に、周囲は初ボーナスで海外旅行だ!とか。一時、友達もぜんぜんいなくなってしまいました。けれど、将来、どうしても仕事をしたいという思いが強かったので、横、つまり同世代ではなく、縦の方向へエネルギーを注ぎ、自分自身を高めていくことに集中したんです。すると不思議なことに、自分の成長に必要な人たちとご縁ができて、キャリアアップするチャンスを得られました。

岩崎:みんな、人脈というか、人とのつながりが多ければいいと思っていますけど、違うんですよ。量じゃなくて、質。

太田:起業したとき、名刺交換会を毎晩のようにやっていたのですけど、結局、そこで100人と出会っても、今も関係が続いてる人って0人なのです。であれば、そういう会に行ったとしても、隣り合ったひとりとだけ深い話をするほうが、よっぽど意義があります。

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