W杯は広告主にとってオイシイものではない 視聴の傾向がわかる5つのチャート
ソーシャルメディアコンサルタント企業「ピッチサイド」によると、若手のサッカー選手は、フェイスブックからインスタグラムにシフトし、ストーリーのような機能を利用して生活を共有することで、試合を超えてファンと結びついているようだ。
プレミアリーグのトップ選手30人の場合、2月から5月の国内でのサッカーシーズン終了までに記録されたファンのデータによれば、インスタグラムがオーディエンス総数の53.2%超(ファン1億650万人)を占め、フェイスブックはファン5380万人で26.4%を占めるにとどまっている。同じ調査から、プレミアリーグのトップ選手400人では、10人中4人超(41%)がフェイスブックに公式アカウントを持たず、インスタグラムのアカウントを開設していないのは9%であることもわかった。
中国での注目度
中国のチームは2018ワールドカップへの参加資格がなかったが、それでも中国のサッカー熱は下火になっていない。電通イージスによれば、広告主が注視するなか、中国では、ワールドカップへの熱狂から、広告支出が前年の5.4%から今年は6.5%に増加して6300億元(約10兆円)に達し、世界全体の広告投資の16.2%を占める見込みだ。
ニールセンによると、そうした支出の大部分は中国のミレニアル世代がターゲットになるという。ミレニアル世代のファンのこうした「急増」は、ほかの市場では一般に見られず、10年経てば、中国国内でサッカーが一大スポーツになりうることを示していると、ニールセンの調査のグローバル責任者であるマイク・ラッグ氏は述べている。
Seb Joseph(原文 / 訳:ガリレオ)
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