W杯は広告主にとってオイシイものではない 視聴の傾向がわかる5つのチャート
ワールドカップ視聴者3万4100人以上が対象のグローバルウェブインデックスの調査によれば、ワールドカップの試合をTVで観戦するファンの半分超(51%)は、ソーシャルメディアを利用し、半分は視聴中に友人とチャットやメッセージのやりとりをする予定だという。
この調査結果は、ワールドカップをめぐって今年行われたマーケティングキャンペーンの多くのタイミングに反映されている。ワールドカップ関連のメディア支出が増加したのは、開幕前ではなく開幕後だったと、メディアエージェンシーのゼニスで予測担当責任者とグローバルインテリジェンス担当ディレクターを務めるジョナサン・バーナード氏は指摘している。
サッカー関連のインフルエンサーの台頭
サッカーがライフスタイルとエンターテインメントの象徴になるにつれ、ファンのロイヤルティが深まっている。
ニールセンによれば、1~5月のソーシャルメディアのフォロワーによる「いいね!」やコメント、リツイートは、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド選手が5億7000万件で、エンゲージメントが2番目に高いネイマール選手よりも2億7000万件以上多かった。「ブランドは現在、戦略構築の柱としてもっと個人的な物語を求めているので、チームよりも選手を追い求めている」と、バーナード氏は語る。